東日本大震災メモリアルday 2023
1月19日(金)~20日(土)に宮城県多賀城高等学校にて、東日本大震災メモリアルday2023が開催され、本校から3年次生の荒木田麗未と柴田七楓が代表で発表をしてきました。
今年のテーマは「伝災・伝承<伝える>」
1日目のグループワークでは、災害を未来の世代に「伝わる」にはどのような方法があるか、というテーマのもと、北は北海道から南は熊本まで全国の高校生が集まり、議論を交わしました。最初は初対面の人と話すことに緊張しているようでしたが、徐々に打ち解けてコミュニケーションを取りながら主体的に活動している姿が見られました。
2日目のポスターセッションでは、「被災者の心の動き」について発表をしました。震災当時5歳だった生徒が18歳になった今、地元の復興のために何をすればよいのか。まずは「語る」ことが必要だと考えた生徒たちは、自分たちの中にあるわずかな記憶を語ることから始まりました。子どもだったから分からなかったこと、子どもだったからこそ感じたこと・・・。様々な思いを自分の言葉にして、全国の同級生に発信しました。
2日間、全国の高校生と交流したからこそ、「私たちは~だけど、他の県の子たちは・・・っていうことだよね。」という視点が生まれ、客観的に地元を捉えることができたようです。終わりが見えない復興、これから起こる災害への備えなど様々な課題はありますが、できることから少しずつ始めていくことが解決への一歩だと思います。彼女たちのような未来の世代とともに私たち教員も頑張らなければならないと強く思うプログラムでした。
当日の様子は、ミヤギテレビで放送されましたので、ご覧ください。